コラム

社会よ、寛容であれ!北海道国際交流センター40周年のシンポジウムにパネラー参加してきました。

のっけから話が本題からずれますが、今回は子守のため福島から義母と義妹を召喚しての遠征となりました。

「え?そこ仕事入ってるって言ったじゃん」

「うそ、そこどーしても抜けられない仕事入ってるわ」

「えー、なんとかなんないのー?」

と、口を尖らせるやり取りの結果でした。シッターさんや友人家族?の選択もありましたが、基本的に「子どもも大人もハッピーハッピー」を目指したい私たち夫婦の今回のチョイスは「飛行機代出すからきてもらえる?」でした。

「何もしない朝ってのもいいわねぇ」普段旅行に行くこともほとんどない義母の言葉に「これでよかった」と、背中を押されて出かけました。

胸の内は、抜けられない仕事が抜けられる世の中であってほしいと願いながら。

 

 

HIFさんに呼んいただくのは、3回目。段々と近くなってきている函館への心の距離を感じながら。9月にもきているので、ただいまという感じです。

会場には議員さんはじめ、国際NGOの重鎮方々、30年ホストファミリーをされている、、、大先輩方ばかりで緊張しました。

はじめは、創始者の秋尾さんが登壇され

「まだ、函館に日本人しかいなかった頃、国際交流が現代ほど一般化されていなかった頃、それは知識人たちがするものだった頃に農民はじめ一般のホストファミリーを募って始めた留学生の受け入れ。それがHIFの始まりでした。無形の学園を目指して創ったその起源には、会津藩士として戊辰戦争後の函館にて生きた祖父の存在が息づいていたのかもしれない。」とお話しされていました。

外国人がいない函館なんて今じゃ考えられないし、知識人だけのものだった国際交流なんて私には想像の域を出ない。

でも、こうしてゼロをイチにしてきた人が起こしたイノベーションなんだとかなり感動しました。

財界からも行政からもやめろと言われたのだそうです。「お金もなくて、もう無理だと思った時にたまたま新聞に載って首の皮一枚救われた」と。それをきっかけにホストファミリーや寄付が集まり出すようになったのだとか。

そんなドラマみたいな話が本当にあるんですね。

37歳で始めて40年。

「僕は風の人でね、最初の4、5年だったけどね」と笑っていらしたけど、35歳の私にはこの上なく刺激的でした。

シンポジウムでは「今、感じられている課題とは?」と聞かれたので

率直に「チャレンジしづらい世の中の意識と、そもそもチャレンジする人の減少がある」と提言しました。

とどのつまりは教育で、管理教育ではなく、一人一人の「やりたい」や「好き」を下支えする仕組みや、失敗を糧にできる空気づくりとインフラ(制度や組織体制)整備が急務であること。

実践として、トモエ幼稚園での暮らしのあり方も紹介しながら、多様な選択肢を認め合えるコミュニケーション、コミュニティの構築についても話しました。のちに、トモエ幼稚園についてより詳しく聞きたいと、多くの方から興味を寄せていただきました。やはりトモエと園長の50年の実践は、もっともっと世に出てく価値ある存在です。

農学博士で、農村漁村に博識の杉本あおいさんの「HIFが発展してきたことには、函館という『端』の地であるということが起因しているのではないか?端は隣国との合流が深まるというデータがある」という提言と「諸外国に比べて日本の寄付文化に勢いがない、NGOなどの資金が政府や行政頼りになってしまっているという現状は、個人のアクションが減っているという慈さんのいう、一人ひとりのマインドの問題とも繋がっているのではないか」という話に共感しきりでした。やっぱり本質は一人一人のマインドです。

最後に、これから望む社会のあるべき姿を問われ、かなり悩みました。

でもやっぱり「多様な選択肢が認められる社会」これしかありませんでした。ものすごくありふれているけど。

きっとこれから外国人の労働力を借りる時代になります。日本の高校生の8割の成績を上回るAiがもうすでに開発されています。課題先進国日本。

そんな世の中を生き抜いていくには、もう「ねばならない」とか言っていたら太刀打ちできないですね。

そこで共存し合えるのは「好き」「やりたい」「私は◻︎だけど、あなたは△なんだね面白い!」といえる力でしかないと感じています。

社会よ、寛容であれ、と。

余談。

プランインターナショナル•ジャパンの代表理事。アフガニスタン在住経験のある棚田さんとの二次会での話。

アフガニスタンは戦国時代のようだ、という話と、私の震災後の福島での経験に共通点があるという話で盛り上がりました。

それはいいことか?悪いことかわからないけど、生きるか?死ぬか?の窮地に立たされた時の『Live感』。あの昂揚感はなんなのだろう?と。

絶望の先には希望があると教えてくれた、チェルノブイリのアンナやプリピチャに住むお母さんたちの笑顔。人間という生命が持つ性質、本質は、国や人種を超えて変わらないのかもしれないという話。

またお会いしてもっと深めたいので、忘れないように記しておきます。

最後に秋尾さんが二次会でを締めた言葉が忘れられません。

「大切なのは壊すことです。創るのは簡単。まずは壊すのです。ことを為してきた人たちはみんなそうしてきました」

正直、壊すって怖いです。

勇気がいります。

でも、イノベーションはそこから生まれる。しかとインプットさせてもらいました。今回一緒したイノベーターのみなさんとのこれからが楽しみです。

秋尾さんとのツーショット

HIFに既成の概念をscrap&Bildするリーダーシップを期待し、私も共にありたいと思います。40周年おめでとうございました。

社会よ、寛容であれ!北海道国際交流センター40周年のシンポジウムにパネラー参加してきました。” に10件のコメントがあります

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