2011年3月12日の深夜
私はラジオ局にいて
ひたすらパソコンに向かって調べ物をしていました
チェルノブイリの事故を受けた
当時私と同じ歳の女性はその後どんな人生をどのように生きたのか?
が知りたかった。
当時私たちの身におきたことは未曾有過ぎて
先が見えなさすぎたのでした。
不安に押し潰されそうになりながらも
私たちはこれからどう生きていくのか?幸せになれるのか?
そのロールモデルとなる女性の物語を探していました。
およそ一年半後、私はチェルノブイリの直接赴き
まさに探していた彼女たちに出会ったのでした。
あの日から人生が180度以上変わってしまった
その後も決して手放しで喜べるような状況ばかりではないように見える彼女たちは私に笑いながら言うのでした。
「ハラショーハラショーオーチンハラショー(大丈夫大丈夫、何とかなるのよ)」
と。
あれから9年、私は先の見えない時代を生きてきました
そしてチェルノブイリの事故からは今日で34年
彼女たちもまた、私の先で先の見えない日々を生き続けています
今、ようやく彼女たちのいう
「ハラショー」の意味を
深いところで理解できてきたように感じています。
根拠も
エビデンスもないけど
自信をもって言える。
私の中の自信がそう言わせています。
コロナウィルスの騒動で全世界がざわついている
先の見えない日々を送っている今だからこそ
私は言います。
ハラショーハラショーオーチンハラショー
(大丈夫、大丈夫、何とかなるのよ)。
と。
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