明日、36歳になります。
毎年毎年、みんなに先に「おめでとう!」を言われてしまうので、今年は私から先に今の気持ちを伝えたいとパソコンに向かっています。
2019年のハイライト「Doing」やめました。
こうしてパソコンに向かうこともトントなくなりました。今年の8月頃から仕事のことを考えることを、手放しました。
結婚しても、子どもが産まれても、
働くことを続けてきた私にとっては革命でした。
18で社会に出て、数えてみたら18年。
人生の半分をほぼ「働くこと」に賭けてきました。
タレント・講師業。
雇われじゃないので、キャリアや実績は自分で作るしかありません。
子どもと遊んでいても、夫婦で会話をしていても、いつだって「次はどうするか?」と社会に於ける自分の在り方が頭から離れたことはなかった気がします。それを、手放したのです。
では、今は何をしてるか?
5歳と2歳の子育てをしながら「努力をしない努力」をしています。働いてないわけじゃないけど、夫の収入にも支えてもらいながら、自分が自分であれる仕事だけに集中して、あとは子育てと家事。日々を楽しむこと。
今日あることに感謝して
今を楽しむ訓練をしています。
いうなれば「Being始めました」です。
※このDoとBeについては、greenzの元編集長で勉強会の兼松佳宏さんの記事がわかりやすいので、こちらを参考にしてみてください。
Beingであり続けること。
いや、これが本当に訓練だなぁ〜って感じています。一朝一夕には難しい!
なんてったて、脳が「何かしなきゃ!」ってパターンを18年繰り返してきたものだから、頭の中が暇になるとすぐに「次どうしよう?」って考えちゃう。お金を稼ぐには?とかもっと効率的にワンオペをこなすには?いい母って?とかね。刷り込みって怖いですね。で、あれ?でも何か違うな、って気づいて「違う、違うよ。それは前の慈だよ」と自分で立て直す毎日です。童心に帰って、なんて簡単にいうけど、それができたら苦労しないって感じです(笑)
そんな中でも最近楽しいって感じているのが
ピアノを弾くとか、フラを踊るとか。
元々好きだったけど「別に生産性ないし」って真剣に取り組んでこなかったことが、努力をしない努力としてはとてもいい効果を発揮してくれています。無心で今ここに在れるからかな。
実際に、子どもたちを一緒に通っているトモエ幼稚園の感謝祭で歌ったRADWIMPS・愛にできることはまだあるかい?のピアノ伴奏。「誰もいないの〜」と相談されて、あまり乗り気でなく引き受けてみたのだけど、最初は全く弾けない。でも毎日練習、練習、練習。最後まで弾けなかったソロも、弾くごとに指が覚えてきて弾けるようになっていく。ヴァイオリンやギター、歌と合わせる中に心地よさを覚える。最終日みんなから貰った拍手に、小学生の頃、大嫌いで苦手意識しかなかったピアノに自信を持てるようになった。「苦手」が「楽しい」に上書きされた瞬間。充足感という言葉がぴったりだった。
目指すは「いい母」じゃなく「機嫌のいい私」
超苦手だったワンオペは、自分の気持ちをトコトン大切にして過ごしています。だって「努力しない努力」だから。
母だって人間なんだよ〜!
私の気持ちはどうしてくれるのよ〜!
と5歳や2歳児と、同じ土俵のコミュニケーション。だって嫌なものは嫌。彼らにもそこは理解してほしい。大人気ないかもしれないけど、かっこ悪いかもしれないけど、ひたすら本音のコミュニケーション。
手探りながら、これをひたすら続けていたら、心なしか信頼関係できてきたと感じていて、同時にワンオペする自信もついてきました。
新しい私、nice to meet youです。
三姉妹の長女で育って、母と一緒に遊んだ記憶もなければ、家にはいつもおじいちゃんおばあちゃんがいたから、ワンオペ子育てなんてできる気もしない。ましてや子どもと四六時中一緒にいるなんて苦痛しかなかった。私はもっと社会でやることがあるはずなのに、こんなところで何やってんのよ?!子どもと遊ぶなんてこんな生産性のないこと全然楽しくない。子育て、、、苦手。が、やると決めたからには、やる。時には怒鳴ったり、パンクして夫に当たったりしながらも、毎日やる。だってやるしかないから。子どもにも遊びたくない時は遊びたくないと本音で言う。起きたくない時は、ちゃんと説明して無理して起きない。子どもが泣いても自分のことを大切にしながらコミュニケーションをとっていく。家の中のマルチタスクをこなしながら、一緒に幼稚園に通う日々。4ヶ月が経って娘が「ねぇ、ちか最近優しくなったよね」といった。自分の子どもたちも私の距離をわかってくれるようになってきた。
生産性で推し量られない世界のその先へ
そして明日36歳になる今気づき、強く思うのは、
私は今まで自分をはじめとする「人」の価値を、生産性で推し量る社会の一翼を担っていたということです。だから、常に何かしていないと不安だったし、Doingに囚われていたんだと。
まさか、自分が無意識にそんな選択をしていたなんて!頭でわかっていることと、腹に落ちることってこんなにも違います。
そしてその先に見えてきたのは、誰かの目や誰かの評価ではなくて、自分が自分にokやgoを出すことに集中することで、物事が循環し始めるという世界。あなたは、ありのままで、そのままで美しく、尊いと支え合えている世界でした。本当の意味での革命はこれでした!
わたしがやらなければ、誰かがやってくれる。「やらなくちゃ」でいた時よりも自然と感謝が湧き上がってきたり、私は私の好きなことでどう貢献しようかな?と考える余白ができる。実際にそれをやれば楽しい故、より高いパフォーマンスが出せるから自然と感謝される。ありがとうありがとうありがとうの無限ループ。
常に自分をフラットにしておくということ。
限られた時間で、自分自身が(子どもがじゃないところがミソです)成長することを楽しむこと。
「投資するなら、その会社、その不動産、そのものを心から愛せるか?だけを考えろ」とは、信頼する元プロの投資家さんの言葉。
どんな時だって、自分が一番の投資家でありたいと思っています。
2020年36歳に吹く風を楽しむスナフキン
さぁ、オリンピックもあるし、惑星会合もダイナミックな2020年が幕をあけます。
毎年の誕生日なら一年の抱負も兼ねて「今年はこんな風な一年にしていきます!」なんて張り切って書くんですが、それも今年は全くをもって手放して、今は「ああ、2020年どんな風が吹くのか楽しみだなぁ〜」っていうスナフキンのような心境でいます。
そもそも、予定調和ほどつまらないものはないですしね。偶然や必然の巡り合わせこそ、生きる醍醐味。
だからこそ、改めて湧き上がってくる、愛と感謝
遠くで近くで私の存在を感じてくれていつもありがとう!
支えてくれてありがとう!
父と母には生んでくれてありがとう!
あなたがいるから、今の私が私でいられています。
これからも変化し続ける
成長し続ける慈に末長くお付き合いください。
一緒にもっともっと幸せな世界を見にいきましょうねー!
35歳最後の日。日食の時間のポストでした。
I’M lovin you
CHIKA