信頼資本財団さんの「核と鎮魂」
アミタホールディングスさんの「地球未来シンポジウム2017 希望の探求」に
番としてお呼ばれ致しまして、なんと!ムスヒを抱いて登壇させてもらいました。
「まだ5ヶ月なんで授乳もあるし、連れて行くことになっちゃうんですけど大丈夫ですか?」
そんな打診から始まった昨日一昨日のイベント。お役目はパネリストと司会、そしてファイナルトークでの登壇でした。
「もちろん!できる限りのバックアップはしますから、ぜひ来てください!」と二言返事で快諾していただいただけでなく、アミタ社員さんがシッターさんをしてくれるというサポートっぷり。わがままついでに「あのー、もし差し支えなければ一緒に登壇したいんですが…」というお願いにも、むしろその方が場が収まるというトップ(熊野会長)の判断のお陰で私もムスヒも貴重な体験をさせてもらってきました。
そんな私が五ヶ月の彼を抱いて登壇したいと思った理由は
核のゴミ、地球、未来、その全てはこの小さな命の存在抜きには語れないと思ったからでした。
私の中でシンポジウムというと、どうしたって堅苦しいスーツを着た叔父樣方が難しい顏をして頭を捻っているイメージが強くて。それはそれで必要なことなのだけれど、未来を考えるのならばそんな叔父樣方にも「感じる」という動物の根本的な部分を伝えたかった。学術的な話も、戦略的な話もすべてはこの命をつないていくためにあるということを忘れないでほしかった。
正直なところ、ステージに上がる直前まで「核、鎮魂、、、久々に重いなー。」とか「地球、未来、希望、探求、、、教授や市長や大きな会社の社長さんたちを前に私でつとまるかなー?」と緊張したりもしていたのだけれど、ムスヒを抱いてステージに立った途端、腹が決まる感があって自分でもびっくり。
トモエの園長が「今のあなたが感じていることをそのままに伝えてきらたいいんじゃないか」って言ってくれたから。
まだ言葉も話さないムスヒが終始ニコニコとお偉いさんにもお客さんにも分け隔てなく笑いかけているその姿に「これだ!」と本当に大切なものを教えられたから。全く以て、いろんな人に支えられてます。
御陰さまで、登場した瞬間にドヨッと変わったその場の空気に(もはや登場するだけで全ては完結してたのかも?)私なりに伝えたいことを伝えられたと感じました。(こんな貴重な機会を与えてくれたアミタさんありがとうございました!)
シンポジウムでは、諸先輩がたが色々な文献やデータを元に、未来の輪郭が話されてました。
- 日本はあと5年で50歳以上の人が50%を越す超高齢化国になるそうで、その流れは2060年まで続いてくこと。
- その流れは日本だけじゃなくて世界全体がその傾向にあって、その中でも日本が世界一のトップランナーであること。
- ここからの40年はどんどん変わっていく「移行期」にあること。
- その間にドンドン今までの当たり前は当たり前じゃなくなっていくこと。
- (もう始まってるけど)AiやIotなんかの知能による第四の産業革命が起こること。
- それはもはや中央集権的ではない、ブロックチェーンなどによるローカルとグローバルが直接繋がる時代であること。
- 国家という形が変わり、世界統一国家のようなものが誕生する可能性があること。
- そのベースを作っていく私たち世代は、アミニズム世代ともいえる新たな世代だということ。
- 中世がえり?先祖返りが着実にはじまっていること。
- 「江湖(行ったり来たりする)」する人が増え徐々に社会が変わっていくこと。
- そして、そんな時代にも核のゴミは確実に残されていくこと…などなど
数えてみれば2060年あたしは76のしわくちゃのおばあちゃん。
一方ムスヒは43歳でアブラがのってる一番いい時。
聴けば聴くほど、今私(たちひとりひとり)が何を選択し、どんなものを作っていくか?
その小さなひとつひとつが世界を変えていくんだなー、と確信。
ここからは以上のことからインスピレーションを受けた
これからの私に向けた覚え書きのようなもの。
- 動物であることをを思い出す(嗅覚や感性、心地よさや気持ち悪さを大切にする)
- 渡りのないところに渡りをつける(上の世代、下の世代とのよりよい連携を)
- テクノロジーやイノベーションにも愛を(奢らない、カッコつけない、ありのままに)
- ネガティブな気持ちや想いに引っ張られない(自分の大丈夫。を信じよう)
参加されたみなさん、一緒に愛をもって、次の世代に渡していきましょうね!登壇させていただき、ありがとうございました。