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まさに行き当たりバッチリ!? 3年目にして成功した地球暦リリースツアーの背景

4月8日、地球暦リリースツアーファイナルを開催した。地球暦のリリースツアーに関わるのはこれで3度目となる。そして3度目にしてようやく「うまくいったな」という実感を得ることができた。今回はどうしてうまくいったのかな?という素朴な疑問を紐解き、今後の参考にしたいと思う。

 

地球暦リリースツアーの概要

地球暦は杉山開知さんが開発した一年を円で表す新しいスタイルの暦だ。春分を一年の始まりと定義しているので、リリースツアーは立春から春分前後に集中して開催される。今年は全国8箇所(福岡、滋賀、名古屋、静岡、東京、長岡、鶴岡、札幌)で催され、札幌はそのファイナルだった。

札幌でのリリースツアーの主催はヘリオス札幌(我々番とたべるとくらしの研究所のタッグ)で、地球暦本体のヘリオステラの協力という形。実際、リリースツアー自体はパッケージングされていて、チラシや物販のシステムなどはヘリオステラの方で整えられている。その共通したシステムに則ってリリースツアーは行われている。

 

成功と感じた3つの要因

成功したといっても主観的な感覚で、勘違いかもしれないので、念のため今回成功した!と感じた要因を共有したい。

まずは集客について。成功したと言える最大の要因として集客が挙げられる。だって、満員御礼だもの。70人定員の会場に74名が来てくれたんだもの。これを成功と言わずして何と言おう。スタッフや講師も含めたら80人は会場にいたと思う。もうギュウギュウだった。集客についてもっと言えば、これまでと比べてそれほど努力も手間もかけていない。これも成功したと言いたい所以だ。

2つ目は、利益がちゃんと上がったという点。これは集客とも大きな関係があるのだが、ちゃんと集客ができたからこそ、利益を残すことができた。これまでは補填やなんやらして何とかかんとかトントンに持っていくのが精一杯だった。

3つ目は、会場の雰囲気を挙げたい。会場は大いに盛り上がり、来場者の反応もよかった。主催者としては会場の盛り上がりだけでなく、講師で来てくれた杉山開知さんの満足度重要視したい。講師、参加者共に満足度の高いイベントになったことも成功したと感じた理由だ。

 

集客成功の要因

前述したように、集客は本当に頑張っていない。札幌でのイベント開催が決定したのはおよそ2ヶ月前。チラシの配布やSNSでの発信はイベント開催1ヶ月を切ってからという遅さだ。これには、これまでの集客もギリギリにならないと申し込みが増えなかったという経験もあり、それほど焦らずに粛々とできたと思う。

チラシの配布も、ヘリオス札幌のみで行うのではなく、道内の販売店にもチラシを送付してもらい、チラシ配布に協力いただいたことも大きかった。

SNSでは、Facebookを使い、メンバーそれぞれがシェアすることに加え、広告も活用した。札幌が始めるまでの他の7会場での広告や報告を見て興味を持ってくれた方も少なからずいるだろう。そしてFacebook広告は昨年も利用したが、昨年よりもよりターゲットを狭める形で設定したのが功を奏したのか、昨年比ではリーチ率が高まり、Facebookからのイベントへの誘引も高かった。

今年から予約システムを変え、前金振込制にしたことで、当日キャンセルは激減した。前金制をとっていなかった昨年は当日キャンセルが実に10件以上あったのだ。昨年はショックで本当に泣きたかった。

昨年の反省から、イベント前日には申込者全員にリマインドメールを送ったことも、ドタキャンというか、ど忘れ防止になったと思う。

 

利益が残った要因

昨年までは本当に辛かった。こんなに労力をかけて、こんなに準備して、手元に残るお金がほとんどなかったんだもの。昨年などは色々工夫や補填してなんとか形式上ギリ赤字にしないという程度のもの。もちろん、利益を上げるために地球暦のイベントを主宰している訳ではないよ。でも、これに費やした時間別のことで働いていたら、ちゃんと稼げているわけだし、何より折角実施しても手応えも何もないのではただただ苦しいだけ。何でやっているのだろうかと悩むレベル。

今年は集客が成功したことも要因だが、経費のシステムも本部と調整できたことも大きい。これまでは各会場への送料や交通費などは各会場負担だったが、札幌は距離も遠く、非常に不利なのだ。宿泊もかかってしまう。昨年までは旅費交通費が経費の実に50%以上を占めていた。

札幌はこれではキツイ!負担を減らしてくれないと札幌で開催はできない!と本部に訴え、様々条件を提示しすり合わせ、結果、全国旅費交通費定額制という形にしてもらった。おかげで旅費交通費の負担は25%まで軽減した。イベントに必要な備品も極力レンタルしないことで、会場費も昨年よりも安くすることに成功した。

 

会場が盛り上がった要因

正直に言えば、札幌のリリースツアーはギリギリまで開催自体も危ぶまれていた。理由はちょうど良い会場が見つからなかったから。お察しの通り、予算に限りはあったし、本部が望むキャパシティに物販の許可、ワークショップができる設備、さらには集客に重要なアクセスの良さも加わり、条件にフィットする物件探しは困難を極めた。札幌の街中にある貸しスペースやイベント会場は本当に高いのだ。

もう今年はやらなくてもいいんじゃないか、そんな厭世感がチーム内に漂い始めた頃、本部からも「会場どうですか?」と催促の連絡が度々届く。しょうがない、最後にもう一踏ん張り探してみるか、と思った時に見つかったのが中島公園にある豊平館だ。ヘリオス札幌メンバーの安斎伸也さんが散歩中にたまたま見つけたという、まさに行き当たりバッチリな出会い。豊平館は元々天皇陛下が北海道にいらっしゃった際の宿泊所として明治?大正?に建てられた文化財で非常に雰囲気のある建物。日中は展示を行っており、夜に貸しスペースとして利用しているとのこと。聞けば、会場費は前年よりも安いし、キャパシティは十分だし、物販もOKという神物件。何より赤絨毯が敷かれ、豪華なシャンデリアに、重厚な扉、美しい調度品と雰囲気は個人的には申し分なし。

他の開催地が昼間に行われたのに対して、札幌は借りた会場の都合上、夜に開催しなければならず、講師の杉山開知さんは当初難色を示していた。そこだけがネックだったものの、日曜日の夜に開催することでかえってターゲットとしていた主婦層の来場を見込めてこちらも行き当たりバッチリ。

開知さんには内容やコンディションの調整などご苦労をおかけしました。

 

成功の秘訣は気の流れ?

ここまで成功と思える要因を3つ挙げてきたが、この3つに共通してくるのは人の存在。何と言っても、たべるとくらしの研究所理事長の安斎伸也さんにしっかりきっちり関わってもらったことだ。彼の発する人を引き付けるオーラというか、巻き込む力というかがあるからこそ、全体がうまーく血液が循環するかのように回って行ったのだと思う。彼には行き当たりバッチリを引きつける力がある。例えば、豊平館を見つけたこともそうだし、当日の販売スタッフを急遽2人手配してくれたおかげで想像以上に混雑した物販を乗り切れた点もそうだと思う。

昨年反省会の際に、イベント失敗の大きな要因として、「安斎伸也さんをしっかりと巻き込めなかったこと」を挙げ、立ち上げ当初から伸也さんにはヘリオス札幌の中心としての重責と重圧を感じてもらえるように仕組み化した。伸也さんには大変苦労をかけたが、本人も「それでも昨年よりは全然楽だった」と語っている。この人は中心にいた方が力を発揮すると見込んで半ば強引に中心に据えたことで、彼も私たちもお互いに楽になれた。

伸也さんが中心にいて、イベントの心臓の役割を果たしてくれていたからこそ、目に見えない行き当たりバッチリ的な流れを引き寄せたり、軋轢も産まず滞りなく進めていくことができたと思う。

今回、ビジネスではない有志によるイベントだからこそ、誰にどのポジションをお願いするかがとても重要だなと改めて感じた。もちろん伸也さん一人が奮闘しても成り立たなかっただろうし、ベースとなる部分を番で支えられた点も無視できない。要はタッグ相手の組み合わせ。プロレスだって、全日のジャイアント馬場と新日のアントニオ猪木が組めば、他の誰にでも勝てるというものでもない。きっと試合中に喧嘩別れして自滅するのではないか。

誰と一緒にプロジェクトを進めるのか、誰をどこのポジションにするのかを意識して、血液のようにプロジェクトの流れに沿っていけば上手くいくのではないだろうか。

 

個人的には伸也さんの行き当たりバッチリの引き寄せ力に憧れるが、自分の特質はそれではないということを言い聞かせ、自分にできること、自分が最大限能力を発揮できる方向性を進んでいきたい。

 

文:コースケ

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