札幌トモエ幼稚園:登園日誌

好きなことを好きなだけ好きな時に

今日、幼稚園の砂場にて

しずーかになにやら集中してると思ったら

大量の泥アイスができていた!

その数約100個!

彼女はこういう作業が本当に好きだ。

好きなことを好きなだけ好きな時にさせてもらえる「トモエ幼稚園」という場があるからこそ見えてくる子どもの特性。

きっと、普通の幼稚園や保育園に通わせていたとしたなら、私が彼女のこうした特性に気づくことはなく、そのままスルーだったと思う。

中にいると時々、ここが普通のようにすら感じてしまうのだけれど、いやはや違う違う。ここは特別なのだと思い直す。

いや、まてよ?もしかして、世界から見たらトモエが普通で日本全体が普通じゃないのか?

考えていると時々、よくわからなくなる。

いずれにしても、この「自分」という乗り物との付き合いは、今世一生涯続くのだから自分が何が得意で、何が好きなのか?は、より早い段階で知っておいたほうがいい。

そして、その得意や好きが「時と場合に応じて変化するもの」だということも知っていると、生きるのが楽になる。

あたしはつい数年前まで

どこかで「変化しちゃいけない」と思ってたし、「変化しないのがカッコいい」とも思っていたところがかって、それによってけっこう苦しんでもきた。

それが刷り込みだってことに気づけて、手放せてかなり楽になった。

それもこれも、20代後半から30代くらいにかけての話。

だのに、娘ときたら、、、

↓(以下、今日の車の中での何気ないやりとり)

「そういえばさ、来年は小学校だけど、小学校いくの?」

「え?いくよ!」

「あ、行くんだ!」

「うん!いく!で、たのしくなかったらやめる!たのしかったら、つづける!」

「あ、そっか。、、、な、なるほどね〜」と母あんぐり。

変化することが、前提にある。

合うか合わないかなんてわからない。

自分で経験してみたときの感覚で決める。

それでいい、それがいい、と心から共感する。

もはや、娘を目の前に

ははぁ〜(母土下座)お見それいたしました〜!

という感じ。

好きなことを好きな時に好きなだけさせてもらっているから?

たくさんの人との関わり(ロールモデル)があるから?

移ろいゆく自然を体いっぱいに感じて育っているから?

若干5歳児。

既に教えることよりも

教わることのほうがはるかに多い。

 

実際毎日子どもと登園していたら、仕事は滞るし、家の中ははちゃめちゃ。

通うこと自体修行のようなので、全ての人にオススメできる幼稚園ではないが

最近気になるニュースが多いゆえ、みんなできる選択じゃないことを理解した上で改めて思う。

辛い

苦しい

と感じている親子にこそ、こうしたコミュニティが必要だ!と。

いや、子育てをする全ての人に必要なんじゃないかとさえ思う。なぜなら、この日本でこ子育ては今、大なり小なりみんな辛いはずだから。

幼稚園っていう形じゃなくてもいい

毎日じゃなくてもいい

時々でも、たまにでも

「好きなことを好きな時に好きなだけ」できる環境と、「それぞれでいいんだ」と思える機会があったなら。

もっと一人一人がそれぞれらしくあることを認め合える社会なら。

それだけで、子どもは自然とのびのびと育つものだと。より良い未来を切り開いていく大人になるものだ。と。

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